最近、一人暮らしを始めた友人が「家事は何とかこなせても、料理が苦手…」と愚痴をこぼしていました。
詳しく話を聞くと、彼女は「料理が難しくて時間がかかりすぎるし、美味しくできない」と悩んでいるそうです。
自分も料理を始めた頃、同じように感じていたことを思い出しながら、「どんな料理に挑戦したの?」と尋ねてみました。
彼女は「ハンバーグ、カレー、オムライス、野菜炒め、麻婆豆腐、肉じゃがなど」と挙げました。
初めて料理をするのに、こんなに多くのメニューに挑戦していたら、上手くいく前に疲れてしまうものです。
例えば、筋トレを始めた人が難しいトレーニングをすぐにやろうとするのは難しいですよね。
料理も同じで、複雑な料理に挑戦する前に、基本的なメニューをしっかりとマスターすることが大切です。
この記事では、料理初心者が簡単なレシピを何度も作るべき理由について紹介します。
基本から徐々にステップアップ
料理が苦手な人でも、基本から徐々にステップアップしていくことで、いつの間にか料理の苦手が克服でき、料理上手になれるものです。
手順の習得でスムーズに
料理上手な人と初心者の最大の違いは何でしょうか?
もちろん才能や幼少期からの訓練の差もあるかもしれませんが、一般的には「料理の手順をどれだけ覚えているか」が大きな違いです。
すべてを完璧に覚える必要はありませんが、「野菜を切って、肉を焼く」といった基本的な工程を理解しておくことが大切です。
料理も、一度作ったものは次に作るときにスムーズに進められます。初めて作るときはわからないことだらけで手間取ったりミスをしたりしますが、何度も作ることで「次はこれをする」といった手順や「この味付けが良かった」という感覚が自然と身についていきます。
動作の習熟
人は初めての動作をする時、慣れないために不自由を感じるものです。
料理の各動作も見た目ほど簡単ではなく、切る、混ぜる、焼くなどの各工程にはそれぞれコツが必要です。
一つのメニューに慣れるまで他の料理に手を出し過ぎると、動作を覚えるのが難しくなります。
同じ料理を何度も作ることで、動作が自然と身につき、料理全般のスキルが向上します。
経験に基づく直感
料理が得意な人が冷蔵庫を見ただけで美味しい料理を作り出すのは、彼らの豊富な経験によるものです。
「今ある食材で何を作ろう?」と考える際、以前に作った料理の経験が大いに役立ちます。
ただし、まったく新しい料理に挑戦する際には、知識がないと苦労することもあります。
繰り返し同じ料理を作ることのメリット
同じ料理を繰り返し、繰り返し作ることにはメリットがあります。
毎日違う料理でなくても心配無用
「同じ料理を何度も作ると飽きる」とか「家族が同じメニューに飽きるかも」という声もよく聞きますが、ここでいう「同じ料理を作る」とは、毎食同じものを作るわけではありません。
たとえば、週に一度は同じ料理を作ったり、最大で週に2〜3回程度に留めるというのが一つの目安です。
このくらいの頻度なら、飽きずに済むことが多いです。
私の経験から言うと、新しいレシピを試した後、気に入ったり技術を磨きたいと思った料理は、何週間も続けて作ることがあります。
例を挙げると、ある時は6週連続でハンバーグを作りました。これは友人たちが子供を連れて家で飲む会を開いた時、子供たちに喜んでもらえるようにと考えたからです。その結果、ハンバーグ作りが得意になり、「しばらくはハンバーグはお休み」と思えるくらい上達しました。
食事計画の面でも効果的
「栄養が偏ってしまうのでは?」と心配されるかもしれませんが、毎食同じ料理でなければ、特に問題は生じません。
自宅での料理は、外食やファーストフードに比べて健康的です。実際、ボディビルダーやアスリートのように食事管理が必要な人たちは、栄養バランスを考慮しながら同じメニューを定期的に取り入れています。
栄養が偏ることを懸念する場合は、サプリメントで栄養を補給しながら、一定のメニューを続けることで、体への負担も軽減されます。
基本からスタートして料理の腕を磨く方法
料理の初心者には、まずは簡単な料理から始めて何度も練習することをおすすめします。
たとえば、カレーや野菜炒めは初心者でも取り組みやすいメニューですね。カレーは主に煮込むだけなので、中が生の心配が少なく、野菜炒めは基本的な切り方や炒め方を学べるのでとても役立ちます(もちろん、これらの料理にも奥深さはありますよ!)。
これらの料理を通じて、食材の扱い方や基本的な加熱の技術など、料理の基礎をしっかり学べます。私自身も料理を始めたころは、カレーや野菜炒めを中心に何度も作り、徐々に他のレシピにも挑戦するようになりました。その結果、料理の技術が自然と向上し、新しいメニューにも自信を持って取り組めるようになりました。
料理の計画を立てる際の手間も減り、毎日の料理がぐっと楽になります。また、同じ料理に少しアレンジを加えることで、新鮮さを保ちつつ楽しむことができます。
例えば、先週は鶏肉のカレーを作ったなら、今週は豚肉で変えてみたり、野菜炒めに味噌を加えてみたりするのも良いですね。
料理が苦手な方も、こうした基本的な料理を繰り返し作ることで、少しずつでも確実に技術が向上し、やがてはもっと多くのレシピにチャレンジできるようになります。
基礎から本格的に学びたい人へ
独学では無理という人には、本格的な料理人に基礎から教えてもらうのが一番手っ取り早く確実な方法です。
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これらのコースを通じて、料理の基本技術だけでなく、食事プランニングや応用レシピの作成技術も習得可能です。